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皇室と越前松平家の名宝-明治美術のきらめき-

今から150年前、明治という時代が幕を開けました。日本が近代へと大きな歩みを進めた明治時代、皇室も新たな歩みを始めました。明治維新において大きな功績を残した旧福井藩主松平春嶽(1828~1890)は、麝香間祗候(じゃこうのましこう)として明治天皇に近侍し、華族の重鎮として皇室を支えました。また春嶽の実子慶民(1882~1948)は大正・昭和天皇に仕え、最後の宮内大臣、宮内府長官を勤め、昭和天皇の全国巡幸にも従いました。

一方、日本美術の世界においては、内国勧業博覧会や万国博覧会への参加を通して、西欧と伍する中で、新たな「日本美術」が産み出されていきました。明治23年に設置された帝室技芸員制度では、皇室(帝室)による日本美術の保護と奨励を目的として、多分野の美術家が選ばれました。皇室による御買上や御下命、献上、臣下への下賜により日本美術の振興は促進され、越前松平家伝来の天賜品からも、その様相をみることができます。また帝室技芸員を旗手とした国を挙げての美術振興の動きは、福井出身の画家島田墨仙や三国出身の彫刻家山田鬼斎といった美術作家とともにありました。

本展では、明治時代の皇室の活動を起点に、第Ⅰ部において皇室と越前松平家の歴史を、第Ⅱ部において帝室技芸員による作品を中心に明治美術工芸の精華をご覧いただきます。

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