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「四賢侯」研究発表会を開催しました!

 

この度、歴史学者や四賢侯の研究者をお招きし、「四賢侯」研究発表会を開催しました。会場には、約100名の歴史愛好家が参加し、幕末の四賢侯と呼ばれた福井藩主・松平春嶽、薩摩藩主・島津斉彬、土佐藩主・山内容堂、宇和島藩主・伊達宗城の思想や歴史的役割等について学びました。講座の概要等は下記のとおりです。

 

 

1 日 時:平成30年11月17日(土) 13:30~16:30

 

2 場 所:ふくい南青山291 多目的ホール

 

3 内 容:

【1.基調講演】
『四賢侯 松平春嶽の役割』
〇講 師:大石 学 (東京学芸大学教授)
〇内 容:
・松平春嶽をはじめとする四賢侯は、徳川を第一とする「佐幕派」と「倒幕派」の中間に位置し、「公武合体派」と言われる。彼らは、調整・調停機能を果たしていた。彼らが去ったところで、武力衝突が起きた。最終的には挫折するかたちとなったが、彼らの思想がうまくいけば、犠牲の少ない近代があったかもしれない。
・世界にはテロや戦争など緊張関係が多く見られる。四賢侯のような調整・調停機能を持つ存在が必要ではないか。今、四賢侯の苦悩を追体験することは重要。

 

『西郷どんと松平春嶽』
〇講 師:佐藤 宏之(鹿児島大学准教授)
〇内 容:
・松平春嶽は、大河ドラマ「西郷どん」に4つの局面で登場している。「ペリー来航から安政の大獄」、「薩摩藩の幕政進出から文久3年8月18日の政変」、「禁門の変から第一次長州征伐」、「薩長同盟から第二次長州征伐」。
・それぞれの局面での立ち位置を見ていくと、最初から中立的な立場を取っていたわけではない。次第に中立的な立場に立つようになり、「薩長同盟から第二次長州征伐」の時期ごろに中道派となった。

 

【2.発表会】
『四賢侯の動向と思想』

〇発表者:大石学研究室 研究者
・山田篤史(埼玉県立草加東高等学校教諭)
・桐生海正(神奈川県立秦野曽屋高等学校教諭)
・守屋龍馬(徳川記念財団非常勤研究員)
・行田健晃(中央大学附属横浜中学校・高等学校兼任講師)
〇総 括:大石 学(東京学芸大学教授)
〇内 容:各研究者から、四賢侯の動向と思想等について説明した後、大石氏から総括

・四賢侯は大老、井伊直弼によって処罰され引退した殿様たち。自由に行動できる立場にあったからこそ国政に参加できたとも言える。そして、家臣たちも動き、藩を超えたネットワークを築いていった。
・壁ができつつある現代だからこそ、藩の壁を取り崩して、新しい関係性・ネットワークを築き、新しい時代を切り拓く種を播いた四賢侯に学ぶところがある。また、対立局面において、みんながいっしょにやっていく道を最後まで探った四賢侯をもう一度見直す意味は少なくない。

 

4 主 催: 幕末明治福井150年博実行委員会

 

 

 

 

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